藤崎町は自然がいっぱいで、お散歩には最適のスポットが多いんだよ。お腹をいい感じに空かせるために、または藤崎グルメを堪能してお腹いっぱいになった後に、そのまま車で帰らずにちょっとそこまで歩いてみよう! ということで、ほんの一部だけどおすすめ散策スポットを紹介していくね。
唐糸御前史跡公園
板柳町に近い町外れにある「唐糸御前史跡公園」。鎌倉時代の「北条時頼の「廻国伝説」にまつわる「唐糸御前の伝説」を今に伝える史跡公園とのこと。鎌倉の執権・北条時頼に愛された唐糸御前は周囲からの妬みが凄くて、故郷の藤崎町で暮らしていたのよ。ある日時頼が藤崎にやって来てくれたのだけど、田舎に落ちぶれ、以前の面影もない自らのやつれた姿を悲しんだ唐糸御前が池に飛び込んだという伝説があるらしい。
園内を歩くと広くて、緑が美しい。春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色と四季によって景色が変わるからいつお散歩しても楽しそう。
良い天気で、思わずうとうと。りんご畑に囲まれたところにあるから、その周辺を散歩してもいいかもね。
藤崎八幡宮
こちらは藤崎八幡宮。実は、藤崎には藤崎城っていうお城があったって知ってた? 1092年(寛治6年)に藤崎城が完成したと言われているのだけれど(※諸説あり)、その時に領内の鎮守として八幡宮が創設されたと伝えられているんだ。
中は新緑の日が差し込む、とても神聖な雰囲気。日陰になっていて歩きやすい。
藤崎町は、平安時代に東北屈指の豪族として歴史に名を残した安東氏発祥の地でもあるんだ。「前九年の役」で源氏に敗れて藤崎に逃げた安倍氏の遺児 高星丸(たかあきまる)は、その後安東氏をおこし、藤崎城を築き大いに栄えたという。いいなぁ。
歴史を感じるパワースポット。当時の藤崎城に思いを馳せながら、静かな神社を散策するのも気持ちいいよ。
珈琲こすもす
散歩に疲れたら、ちょっと喫茶店で休憩したい…そんなあなたには「こすもす」さんがおすすめ。
緑が多めの純喫茶な店内では常連さんも一見さんも大歓迎。もちろんここも、スタンプラリーの参加店です。
りんご飴マンの場合、喫茶店といえばクリームソーダ。優しい店員さんとおしゃべりを楽しむ昼下がり。
「サイフォン」と呼ばれる淹れ方で提供されるコーヒーも人気。コポコポと沸きあがるこの演出は、コーヒー好きにはたまらなそう。(りんご飴マンはコーヒーが飲めません)
ちょっと小腹が空いてきちゃった…。という人にはナポリタンもおすすめ。もちもち麺とソースの相性がばっちりで美味しいよ。
時間を忘れられる、癒し空間でした。ごちそうさまでしたー!
珈琲こすもす
住所 | 藤崎町大字西豊田2丁目9-11 |
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定休日 | 第1、第3木曜日 |
営業時間 | 11:00-21:00 |
JR藤崎駅
散策をしながら見つけた藤崎駅。ここも面白かったので紹介しておこう。りんご模様の入ったかわいい外観。
駅中がちょっとした藤崎町の紹介コーナーになっていて、電車の待ち時間も退屈しないような作りになっているんだ。
ちょっと立体的なジャン坊くんとふじ丸くん。
ふじ発祥の地であることと、安東氏発祥の地であることを紹介しているね。
そして駅ノートには「次の訪問者をほぼ確実に笑わせること」と記してある。ぬぬぬ、ハードルが高いお題だ…。どんな面白コメントが書いてあるんだろう。
…それどころではないみたい。
作りがとってもかわいい駅なので、もし近くを通ったら立ち寄ってみてね!
青森の本気を見た pic.twitter.com/R6GKBMPzTo
— りんご飴マン@青森の生ゆるキャラ (@ringo_a_me) 2017年6月14日
そしてTwitterでもちょっぴり話題になった、りんごの形をした樹木。おそらくりんご畑の農家さんによるものだけど、見事な作品だよね。ふじの発祥地・藤崎町らしい芸術だと思うので、ご興味ある方ぜひ見に行ってくださいね。ヒントは、唐糸御前史跡公園の近く!
(道路から見えるので、見つけてもむやみに畑には立ち入らないでください)
その他にも、観光スポットや絶景ポイントがたくさんある藤崎町。車ではなく、あえて歩くことで見える景色が違ってくるよ。他のおすすめスポットはふじさんぽのホームページから見ることができるので、是非チェックしてみてね!