狛アニマル

神様は、動物がお好き?狛犬だけじゃない。狛トリ、狛うま、狛クマさん!

藤崎町には動物園はありませんが、神社に行けば会える動物がいます。
それは狛犬!
参道の両側にチョコンといる、犬というか獅子(つまり伝説上の生き物)の石像ですね。
藤崎町には神社がたくさんあるので、いろんな狛犬に会えます。
そのお顔は神社によって、コワモテだったり、りりしかったり、マスコットキャラクターっぽかったり。
さらに聞いたところによると「犬(獅子)じゃない狛犬」というのもいくつかあるらしい…。
では、どんなものなのか確かめに出かけてみましょう。

まずは、藤崎地区から常盤地区に向かって出発。
お目当ての神社は矢沢正八幡宮。羽州街道と呼ばれる昔ながらの旧道を行くと、
矢沢という集落のあたりで左側に見えてきます。
ありました!いました!早速現れたのは鳥の石像。
狛トリです。
おそらく鳩です。こじんまりとしています。
作られた時代が割と新しいのかきれいな仕上がり。
何となく家の玄関の棚の上とかに置いてある
置物みたいなノホホンとした感じ。いやされます。

ここで小さな疑問。
なぜ、小さな鳩をわざわざ石像にするんだろう?
と思って調べたら、
鳩は八幡宮の神様の使者なんだそうです。
だから全国の八幡宮にはちょくちょく鳩がいるらしい。
そう聞くと、今度、別な八幡宮に行ったら
鳩があるかどうか確かめてみたくなりました。
ちょっと楽しみ!

常盤 矢沢正八幡宮 狛鳥

矢沢正八幡宮 狛鳥

そしてさっきから気になっているのが、ここの神社、鳩の後ろに馬もいるんです。
狛うま?というか神馬っていうんでしょうか?
片足を上げて躍動感のあるお姿です。力強さを感じます。
でも馬の石像自体は鳩と違って結構よく見かける気がします。
そういえば、ここの神社のちょっと手前にあった別の小さな神社にも、馬の石像がありました。
そちらはもっと素朴な雰囲気でした。
馬は、昔の暮らしでは農耕や運搬、移動などで活躍してくれた最も身近な動物だったので、
馬そのものへの感謝の気持ちも込められているのかもしれませんね。

ちなみにここの八幡宮では、馬のさらに後ろには満を持して狛犬もデーンといます。
鳥、馬、狛犬と何とも賑やか。神様もさぞかし心強いことでしょう。

矢沢正八幡宮

さて、今度は水木熊野宮に向かいます。
国道7号を藤崎町から青森方面に向かい、
青森市浪岡地区の少し手前の水木という集落にあります。
すぐにわかりました。到着です。

あれ?狛犬とかいう前に、
石造りの鳥居に竜が絡み付いてこちらをにらんでます。
こんなの初めて…。
さすがにちょっと怖いので「失礼します…」とおそるおそる入場。

藤崎町 水木熊野宮

でも!入ってしまうとビクビクしてた気持ちが吹き飛ぶものが目の前に。

水木熊野宮 狛犬(クマ)

熊です!狛クマです!しかも3頭!これは超インパクトあります。
詳しくいうと普通すぎるからこそのインパクト。
ちょっと場違いな感じのインパクト。だってこの狛クマさん、狛犬のような凄みや厳かさがゼロ。
丸っこく、人懐っこい感じのみ!神社に一気になごみの風が吹きます。

よく見ると右の狛クマさんは口を開け、左の狛クマさんは口を閉じてる。
狛犬ならではのいわゆる「阿吽(あ・うん)」の様式ですね。
やっぱり狛クマだ!ちなみに本家本元の狛犬も、狛クマさんの手前にちゃんと居ます。
さっきの矢沢正八幡宮に負けず劣らず、なかなか賑やかです。

阿吽 狛クマ
阿吽 狛クマ

そして一番手前には、なぜか小熊が!
こっちはもう、ただ「クマちゃん」と呼びたい可愛さ!
台座もずいぶんと低くて手が届くので思わず撫でてあげたくなります。

小熊の狛犬

それにしても、なぜ神社にクマが?結局「熊野宮」だからクマなんでしょうか?
きっとそうなんでしょうね。そういうのシンプルで好きです!
あぁこんな神社が近所にあったら毎日お参りに来たいなぁ、と素直に思える水木熊野宮でした。
藤崎町の神社巡り、あなどれません!
水木熊野宮の詳細はこちら

水木熊野宮

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