常盤ストレート

列車はぐんぐんと風景をまとい、一枚の大きな絵になった。ここは常盤ストレート

藤崎町には「鉄」の見所がいくつかあります。
といっても金属の鉄じゃなく「鉄道」。
これ、鉄道ファンが使う用語なんですが、この町は鉄道ファンにもジワリと人気があるみたい。
藤崎町の鉄道環境としては、町内をJR奥羽本線とJR五能線が通っていて、
奥羽本線には北常盤駅、五能線には藤崎駅と林崎駅、
合計3つの駅があります。
町の規模にしたらそこそこ多いのかもしれませんね。
では、鉄道のある町としての藤崎町を再発見するミニトリップに、出発進行!

まず有名なのが「常盤ストレート」。
奥羽本線の北常盤駅あたりから浪岡駅にかけての一直線の線路のことをそう呼びます。
実は北常盤駅から南に2つ隣の駅からずっと一直線なんですが、
「常盤ストレート」までくると住宅地がなく、ただただ田んぼが広がる「日本の原風景」のような眺めです。
こんな眺めだから、いつしか「撮り鉄(電車撮影を特に楽しむ鉄道ファン)」の方が集まる
人気スポットになったんですね。納得!

撮影ポイントは何カ所もあるようですが、
アクセスしやすい国道7号の浪岡バイパスから、平行して走る奥羽本線を見学してみます。
でも、電車の時間帯が合わないのか、撮り鉄の方は誰もいません。
…ちょっと寂しくなりかけた頃、
あれ?北常盤駅方面からまぶしいライトが近づいてくる!来た!来たー!

常盤ストレート
常盤ストレート

恥ずかし気もなく叫ぶ自分。
慌ててショボい自前カメラで撮影!あぁ!動いてるから難しい!(当たり前)。
……勝負は一瞬でした。
でも、確かにこれは興奮します!きっと電車も加速しやすいポイントなんでしょう。
そのせいか、ほんとに力強くかっこよく迫ってきました。
電車が住宅地を抜けてこの田園地帯に入場してくると、一気に一枚の大きな絵になりました。
この感動をみんな撮りたいんだろうなと、撮り鉄の方の熱心さが少しわかったひとときでした。
あ、でもマナーも大事ですね。農家の方の大切な場所にちょっとお邪魔させてもらったりする訳なので、
くれぐれも迷惑をかけないようにすべきです。自分も気をつけます。

藤崎駅

興奮さめやらぬ中、藤崎駅に向かいます。
藤崎町はりんご産業の黎明期に、生産はもちろん移出産業で津軽地方をリードした町。
まだ鉄道輸送が主流だったころは、駅を拠点として町外そして県外へ出荷されていました。
藤崎駅にはそのときの名残りがあるらしいのです。

藤崎駅

藤崎駅は無人駅。
といっても数年前に建て替えたばかりの明るい駅舎だから寂しい感じはありません。
ちょっとホームに出てみると、あぁ、確かに何もない空間がホームの裏側にポカンと空いています。
覗き込んでみると、今は使われず茶色く錆びついたレールが横たわっていました。
それが貨物列車用の廃線跡のようです。
目を上げるとすぐ向こうに、年季の入った木造の大きなりんご倉庫らしき建物もあって往時を偲ばせてくれます。
こうやって駅で歴史ロマンを感じるのもいいものですね。
藤崎駅詳細はこちら

藤崎駅

そして最後にやってきました林崎駅
周りはりんごの木しかありません。
ホームも簡易な待合室があるだけ。
でも、…いい!すごくいい!
さすがりんごの町の駅、って感じを
存分に味わえます。
津軽富士・岩木山も美しく見えてます。
林崎駅詳細はこちら

林崎駅

林崎駅

あと、いま気づいたんですが、
五能線は電化されてないので列車用の架線がないんですね。
だから空が広く感じるのかも…。
と、その時、
ホームの端で写真を撮っている人に遭遇!
すると何と、新たな撮影スポットの情報を教えてもらいました。
その名も「藤崎カーブ」。
そこはりんごの木と列車と岩木山が一枚の絵に収まる名物ポイントらしいです。
ますます見逃せない!「鉄」の町、藤崎町。

藤崎カーブ

おすすめコンテンツ

ふるさと応援大使 梅沢富美男
「ふじ」りんご発祥の地
まち歩き藤崎町フォトギャラリー

ガイドブックにはないディープな藤崎町の物語。ただいま全4話掲載中。

藤崎町は意外なものに出会える町。のどかな田園風景の中を少し歩くと「こんなのあったんだ!」と驚くものが見えてきます。そんな4つのミニトリップ・ストーリー!

みんなでわいわい 畑銀座 常盤ストレート 狛犬 水路沿いの道と遊歩道
ページ上部へ戻る
藤崎町 青森県藤崎町幻の中華そば ご当地グルメ「アンペそば」 ふじさき産品 ふじさき食彩テラス 古津軽
青森県藤崎町役場

青森県藤崎町役場
〒038-3803 青森県南津軽郡藤崎町大字西豊田一丁目1番地
TEL:0172-75-3111(代表)

© 2016 fujisaki-kanko. All Rights Reserved.