りんご「ふじ」発祥の地、藤崎町。藤崎町では、今でもりんごの研究がすすめられ、新たな品種も誕生しています。また、地元メーカーのりんご加工品も青森みやげとして人気があります。
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ふじさき産品(りんご)
ふじ
「ふじ」は世界で最も作られているりんごの品種であり、日本で作られているりんごの半分以上を占めています。「ふじ」はここ藤崎町で生まれ、藤崎町の一字と、日本一の山である富士山から名づけられました。品種登録されたのは1962年。「国光」と「デリシャス」の交配により誕生、長い月日とたくさんの人々の苦労を重ねた結果、交配から品種登録まで23年もの歳月がかかりました。1982年にデリシャス系を抜き、全国で生産高第一位となりました。果汁が多く、酸味と甘みのバランスの良さ、シャキシャキとした触感や貯蔵性の高さからも好まれます。贈答品としても好まれ、蜜入りのものは特に人気が高いです。「ふじ」の子どもには「千秋」「こうこう」「シナノスイート」「北斗」など優れた品種も多く生まれていることからも人気の高さがわかります。
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紅の夢
1994年に弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター(藤崎農場)において紅玉にスターキングデリシャスを交配して得た種子約1600個を播種、育成した実生の中の一つです。2010年3月に品種登録されました。
最大の特徴は果肉がきれいな淡紅色に着色することです。無着色でも鮮やかに発色することから、果肉色を生かしたジャム、ジュース、菓子などの製造が注目されています。
遮光度の強い袋をかけて果皮を真っ白にしても果肉は微かに着色することから、加工原料の生産が目的であれば葉摘みや玉廻しなどの着色管理は不要と考えられています。果皮は濃紅色、重さ300~400gほどのりんごで、藤崎町での収穫期は10月中旬・下旬です。
紅玉と同様に、焼きリンゴやアップルパイにとても合い、特徴である果肉の淡紅色が映えるものとなります。このリンゴのジュースで焼酎を割ると淡いピンク色のきれいな、美味しいお酒となります。
「紅の夢」ホームページはこちら(外部リンク)
こうこう
「こうこう」は弘前大学の塩崎雄之輔氏により、1981年に藤崎町において、真っ赤なりんごである弘大1号にふじを交配し、その250本の実生の中から選抜・育成したものです。その後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了しました。両親が赤いりんごですが成熟すると黄色になる品種で、初めて結実したのは1987年でした。藤崎町においては10月下旬~11月初旬に成熟します。
果肉は黄色でしっかりしていて、蜜がたくさん入ります。甘く、芳香もあり、酸味も穏やかで、甘酸適和の多汁なりんごです。貯蔵性は非常によく、長期保存ができます。保存しておいてもちょうどよい硬さを保ち、ぱりぱりとした口当たりのよい美味いりんごです。最近の研究では、「甘みの質」が他のりんごと異なることが明らかになってきました。
青森りんご加工株式会社(ARK)
ふじ発祥の地・青森県藤崎町にある、昭和16年創業の老舗搾汁メーカーです。少し懐かしい、レトロなパッケージが可愛らしいジャムは心をこめて手作りされています。
青森りんご加工の商品は青森りんご加工本社、ふじさき食彩テラスでも購入する事ができます。青森みやげとしても人気のある商品です。
住所 | 藤崎町大字藤崎字中村井28-10 |
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電話番号 | 0172-75-3730 |
ホームページ | 青森りんご加工株式会社(ARK) |